【DIY】自分で作ろう!ロッズ製作 – ロッズ自作日記
こんにちは。日本国内では新型コロナウイルス感染症に関する39県の緊急事態宣言が2020年5月14日に解除されました。このまま一気に終息して欲しい所ですが、依然として世界では新規感染者が発生し予断を許さない状況が続いています。
もう少し自粛ムードが続きそうですが、終息した時にサッと活動できる様に、今は道具のメンテナンスや制作の時期とすると良いかもしれません。という訳で、今回はドラム用の消音スティック「ロッズ」製作のお話を。
消音スティック、ロッズ
ドラムやパーカッションを演奏される方は勿論ご存知かもしれませんが、狭い室内やアン・プラグドのアコースティックライブ等でドラムを叩く際に普通のスティックでは音が大き過ぎる場面があります。でもブラシではちょっとアタック感が足りない、という時に使用されるのが「ロッズ」という「竹ひご」や「細い木の棒」を束ねたスティックです。丁度ブラシとスティックの中間どころの音量とアタック感が得られます。
で、私も7年位前にロッズの事を知り早速注文してみたんですが、確かに消音、遠慮なく叩けるのでとても使い勝手が良いです。ですが構造上どうしても耐久性に難があり、1本1本折れていきます。細い棒を硬いリムやシンバルに叩きつける訳ですから当然です、残念ながらこういう仕様です。が、折れたまま叩くと楽器へのダメージが増えてしまい、楽器を消耗させる事に繋がってしまいます。
自作してみる
ドラムスティックとしては割と高額な部類に入りますが、構造上消耗が早いロッズ。しかしよく見ると結構簡単そうな造りに見えます。という事で、自作に挑戦してみたくなる訳です。色々試行錯誤したり、情報を集めたりして制作した際の流れが以下の通りです。
素材(1セット分)
・竹ひご3mm×900mm(6本入り) × 3セット
・木工用ボンド(速乾タイプ)×1
・Oリング(内径11mm) × 4個
・スティック用滑り止めグリップ × 1セット分(↓なら1袋)
・イス脚キャップ(12mm前後) × 2
道具
- ニッパー
- カッターナイフ
- 紙やすり(100番~180番 程度)
- 輪ゴム
- 円形パイプ(必須では無い)
製作工程
1.竹ひごをカット
ニッパーで好みの長さに竹ひごをカットします。Pro-Mark社のクールロッズは約41cmですので、その辺りでバランスを見ながら好みに合わせていくと良いと思います。きれいな側を叩く方に使用します。
2.パイプに必要本数を入れて、叩く側をきれいに揃える
内径9mm、外径11mmの円形パイプに必要本数を入れて揃えます。私は17本入れていますが、本数によって音量の調節が可能ですのでお好みで決定してください。ステンレスパイプを金切りノコでカットしてこの治具を作りましたが、治具が無くても制作は可能です。パイプが無い場合は輪ゴム等で仮止めします。
3.持ち手側をボンドで接着する
持ち手側にボンドを付け、揃えた竹ひごが崩れないよう注意しながら輪ゴムで仮止めします。ボンドを床に付けないように何か下にスペーサーを入れて、半日程度乾燥させます。接着した側が持ち手側になります。
4.Oリングをはめる
ボンドが完全に乾いたらOリングをはめます。くるくると回すと移動しやすいです。
5.イス脚キャップをグリップエンドに被せる
グリップエンド(持ち手側の端)をカッターナイフや紙やすりで少しずつ削り、イス脚キャップを被せます。緩くならないよう調整しながら削りましょう。
6.滑り止めグリップを巻く
持ち手に滑り止めテープを巻きます。今回は見栄えと機能性を重視してスティック用のテープを使用しましたが、糸を巻いたり熱収縮テープを使用したりと色々アレンジ可能です。好みに合わせてチャレンジしてみてください。
7.完成
これで完成です!自作すると費用面だけでなく、好みのバランスで作れるのが良いですね!それ程費用は掛かりませんので、ドラマーやパーカッショニストは是非チャレンジしてみてください!
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