【ハーブ】更なる清涼感を求めて – ニホンハッカ(ホクト)の栽培【その3】

大分ご無沙汰しております。写真ばかりが積もる一方で一向にブログを書けない日々、気付けば夏が終わり完全に秋の気配。前回はここまで書いておりました。

それでは5月まで遡り、ニホンハッカ栽培日記【その3】へ参ります。

ニホンハッカ(ホクト)の栽培【その3】

しおれていた植付け直後の苗

さて、前回植え付けたばかりのくたびれた苗がどうなったかと言いますと、、、

水をやり一晩経過した苗

一晩で無事元気になりました。倒れやすい苗は最初だけでも簡単な支柱を立ててあげると良さそうですね。

5月27日(栽培46日目)(水挿し20日目)

冒頭にもありました画像、5月27日のプランターの様子です。もう相当葉っぱが茂ってきました。

1枚目のプランターの方はもうどんどん収穫して良さそうですが、2枚目のプランターはやや元気がありません。この2つのプランター、それぞれの葉っぱがどうなっているかと言いますと、、、

成長が遅れ気味の葉っぱには斑点が入っており、色も薄くなっています。この二つのプランターの大きな違いは、ズバリ「日当たり」です。よく育っているプランターは日中殆ど日光の当たる場所に、そして生育不良のプランターは午前中しか日光が当たらない場所に置いてありました。つまりニホンハッカは4月~5月の気温でもぐんぐん育つけれど、日当たりの良い場所を好むようです。これはハッカ栽培にかなり重要なファクターとなりそうです。

(おまけ)バジルの苗
バジルは暖かい気温を好む

こちらは毎年作っているバジルの苗です。種は4月に植えましたが、バジルは暖かい気温を好むため、やはり本格的に成長するのは5月に入ってからです。何割かは露が降りた時に枯れてしまいました。

5月31日(栽培50日目)(水挿し24日目)

前回でニホンハッカも水挿しによって発根に成功することが分かりましたので、枝が増えた今の内に追加しておきました。これで今年の実験分は十分に賄えるかと思います。その発根率と定着率はまた追ってお知らせしようと思います。

ここで実験 ~ ニホンハッカのハーブティってどうなの?

さて、ふと思い立ちニホンハッカを使ったハーブティを作ってみる事にしました。

前回お湯を注いでみた時に、「ニホンハッカはメンソールの清涼感は強いが、香りはペパーミントの方が強い」と言う事が分かっています。という訳で色々混ぜて使ってみようと育てているハーブを各種収穫してみました。

  • ニホンハッカ(ホクト)
  • ペパーミント
  • レモンバーム
  • タイム

これに熱湯を注いで香りが逃げないようにフタをし、数分程待ちます。

そうして出来たフレッシュハーブのハーブティ、一口含み目と鼻にツンと来るメントール感の後に来たのは…?

「苦い、エグい、青臭い!」

これはちょっと飲めた物ではありません。ニホンハッカ以外のハーブティは試した事がありますので、原因は間違いなくニホンハッカです。えー。いや、苦みだけなら何とかなるのですが、青臭みのせいで完全に「不味い」お茶になってしまうようです。砂糖を入れれば若干マシになりましたが、それでも青臭みは完全には消えません。生のニホンハッカは残念ながらそのままではハーブティには適さないようです。うーん、ちょっとガッカリしますね。

いや、もしかしたら生葉なのがダメなのかも?という一縷の望みを託して、今後沢山収穫出来れば干してドライハッカを作ってみる事にしました。

ニホンハッカの本来の用途

精油(エッセンシャルオイル)とアロマテラピー

ではこのニホンハッカ、本来は一体何に使うの?という事ですが、それこそニホンハッカ(ホクト)が品種改良された目的である精油(読み:せいゆ・英名:エッセンシャルオイル)抽出が最も効果的な利用方法だと考えられます。育成前から分かっていた事ですが、やはり「ハッカ油」が主目的な訳です。という訳で、メントールを多く含みますが味がイマイチなニホンハッカ、最も効果的な利用方法の一つに「アロマテラピー」が挙げられそうです。

アロマテラピーとは

アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である「精油(エッセンシャルオイル」を使って、美と健康に役立てていく自然療法です。

AEAJ アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/introduction/

ではその精油とは一体どうやって抽出するのか、という点なのですが、ずばり「蒸留」です。ハーブの蒸留とは蒸留器を使用して下記の香りの成分を取り出す事を指すようです。

  • 精油(エッセンシャルオイル)
  • 芳香蒸留水(フローラルウォーター)

とまあ、蒸留するためには上記の様な蒸留器が必要になるのですが、DIY蒸留装置で芳香蒸留水(フローラルウォーター)を作っておられる方もチラホラ。

100均アイテムで作れる蒸留器での「ハーブ蒸留水の作り方」

こちらの動画ではやかんと100均アイテムで蒸留されています。簡易的な装置ですがフローラルウォーターだけの抽出であれば十分に機能しそうです。

【鍋で簡単ハーブ蒸留】自宅でできるローズ化粧水作り 国産・無農薬ダマスクローズ

こちらは「技アリ」の蒸留方法、鍋一つでフローラルウォーターを作っておられます。サバイバル術に近く、シンプルで素晴らしい発想です。これなら簡単に出来そうですね。

もしかしたらニホンハッカで作ったフローラルウォーターを清涼感の少ないペパーミントティーに足せば、よりサッパリとしたお茶になるのでは無いか?という希望的観測のもと、いずれエッセンシャルオイルやフローラルウォーター作りにもチャレンジしてみたいと思います。ちなみに市販のハッカ油を僅かに足してみた事がありますが、強烈過ぎてあまり美味しくないです。やはり生のハッカの適度な清涼感が飲料には適しているように思います。

栽培日記その4へ

という訳で、ニホンハッカ栽培日記はその4へ持ち越しですが、その間にニホンハッカ等のハーブを使ったハッカ酒を仕込みましたので、そちらの様子を簡単にまとめてみたいと思います。それでは!

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