【ハーブ】更なる清涼感を求めて – ニホンハッカ(ホクト)の栽培【その5】

多忙にて前回からかなり間が空いてしまいましたが、前回にて苗からの育成部分はほぼ完了しましたので今回からその利用方法に触れたいと思います。

ニホンハッカ(ホクト)の栽培【その5】

さて、前回で以下の内容を簡単にまとめておりました。

ここまでの簡単なまとめ

  • ニホンハッカの正統な品種は全て苗で販売されている
  • 西日本なら4月植付けで6月には最初の収穫が可能
  • ニホンハッカの水挿しは成功率が非常に高く、約1か月で植付け可能
  • ニホンハッカの生葉は苦みと青臭みが強い
  • ニホンハッカの利用には乾燥葉が向いているのではないか?

ニホンハッカは、そのメンソール感は非常に強いものの青臭みと苦みも強く、『生葉』はハーブティーの利用にはあまり適していないと感じました。洋菓子等に添える爽やかなスペアミントの様な感覚では使えないとはっきり言っておきます。かなり苦いです。という訳で、今回の収穫分は以下2種類の利用方法を試すこととしました。

  • 生葉を漬けるハッカ酒
  • 乾燥葉によるハッカ茶(漢方)

※ハッカ酒については別コラムで記載しております。

ニホンハッカの乾燥

そして以前思いついた『葉の青臭みが強いのは乾燥で軽減できるのではないか?』という発想を実行すべく、ニホンハッカのドライハーブを作る事にしました。乾燥機があれば楽かと思いますが勿論ありません。自然乾燥にチャレンジします。

収穫と洗浄

収穫したニホンハッカ

まずニホンハッカを束ねて縛る事が可能な長さで切り取り真水で良く洗い汚れを落とします。20センチ以上あれば大丈夫だと思いますが、画像は30センチ超で切り取ってあります。この時点で枝を振って水滴をしっかり払い飛ばしましょう。乾燥がより速くなります。

縛って吊るして乾燥

ニホンハッカを縛り日陰で乾燥させる

洗ったニホンハッカを根元できつく縛り、風通しの良い日陰に吊るし乾燥させます。直射日光を当ててしまうと香りの成分も飛んでしまいただの枯草になってしまいますので注意が必要です。

乾燥の経過

少し乾燥したニホンハッカ

上記画像は水滴が完全に飛び、ある程度乾燥した物です。乾燥葉として保存するにはまだ乾燥が不十分ですので、更に乾燥させていきます。

完全に乾燥したニホンハッカのドライハーブ

葉っぱのこすれる音が『カサカサ』と軽い音になれば乾燥完了です。フリーザーバッグ等に『乾燥剤』と一緒に入れ保存しましょう。乾燥剤を入れていないとカビが発生する恐れがあります。

乾燥葉の保存

フリーザーバッグ等に乾燥剤と一緒に入れる

これにてニホンハッカのドライハーブの製作完了です。

便利な乾燥剤「シリカゲル」

ちなみに食品や電子機器の保管には乾燥剤「シリカゲル」が便利です。

私は1kgのシリカゲルを購入し、爪楊枝で穴を空けたチャック袋に詰めて使用しています。湿気を吸いピンク色になったシリカゲルは電子レンジで加熱することで再利用する事ができますので非常に便利で経済的です。食品のみならず、防湿庫にてカメラやマイクの保管にも使用したりと色々な用途で役立つシリカゲルです。

栽培日記その6へ

次回はこのドライハーブを実際にお茶等に利用してみたいと思います。

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